変形性腰椎症は腰椎や椎間板の変形によって生じるもので、症状の程度は人によって異なります。日常生活に支障が出るほどの痛みが続く場合はすぐに対処すべきです。
「変形性腰椎症の治療法が知りたい」
「病院や整骨院に行ったが効果がなかった」
このような疑問や不安にお答えするため、広島駅徒歩6分で行ける広島整体院が徹底的に解説いたします。痛みの原因を正しく理解し、つらい痛みから解放されましょう!
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もくじ
変形性腰椎症とは|加齢により腰椎が変形し腰の痛みを引き起こす病気
変形性腰椎症とは、腰椎や椎間板の変形によって腰に痛みやしびれが発現する症状のことです。
日々の生活で腰に負担がかかると、骨と骨の間でクッションの役割をする椎間板の弾力が失われます。変性した椎間板は骨同士の摩擦を引き起こし、腰椎に骨棘(骨のとげ)ができやすくなります。
その結果として骨棘が神経を刺激し、腰に痛みやしびれが現れると考えられているのです。
腰の痛みと聞いて椎間板ヘルニアをイメージする方がいますが、両者は明確に区別されます。具体的な違いは次の通りです。
変形性腰椎症 |
椎間板ヘルニア |
|
特徴 |
腰椎や椎間板の変形によって骨棘ができる |
椎間板の変形によって組織の一部が外に飛び出す |
症状 |
・下肢の痛みやだるさ、しびれ ・姿勢のゆがみなど |
・下肢の強い痛み ・足に力を入れにくい ・背骨が曲がるなど |
年齢・性別 |
40代以上に多く、女性よりも男性の方がやや多い |
30〜50代に多く、男性は女性の2倍の頻度で見られる |
変形性腰椎症の症状
以下は変形性腰椎症の症状をまとめたものです。
- 腰の痛みや腫れ、しびれを感じる
- いつも同じ側に痛みが出る
- お尻や足にだるさを感じる
- 動きはじめに痛みを感じやすい
- 休んだりあたためたりすると痛みがおさまる
- 動いているうちに痛みがおさまることがある
変形性腰椎症は安静にしていると痛みやしびれを感じにくいのが特徴です。痛みの程度は日によって異なる場合があり、お尻や足に症状が現れる方もいます。
変形性腰椎症の診断はレントゲン写真を撮影し、椎間板の変化や骨棘の形成を確認します。
変形性腰椎症の原因
変形性腰椎症の原因として考えられるものは次の4つです。
- 加齢・老化
- 過度な運動
- 労働環境
- 遺伝
それぞれの内容を詳しく解説します。
原因①加齢・老化
変形性腰椎症の主な原因は加齢です。
日々の生活で腰に負担がかかると、骨と骨の間が摩擦ですり減っていきます。椎間板が変形すると、椎骨は背骨を安定させるために骨棘を作ります。
年齢を重ねるにつれ腰への負担が積み重なり、その結果として腰に痛みが出やすくなると考えられているのです。
事実、変形性腰椎症は40代以上の方に多く見られます。若いうちは無症状でも、加齢によって腰椎や椎間板が変形すれば痛みを感じる可能性があるでしょう。
原因②過度な運動
腰への負担という意味では、過度な運動で腰を酷使することも変形性腰椎症の原因になります。
変形性腰椎症は長年の腰の負担が積み重なって生じるものです。日々の運動習慣からくる腰の負担が蓄積されれば、痛みとなって現れる可能性は十分に考えられるでしょう。
原因③労働環境
腰に負担のかかる労働環境もまた、変形性腰椎症の原因の一つです。
具体的には長時間同じ姿勢が続くデスクワークや長距離運転の仕事、身体を酷使するような肉体労働などがあげられます。
原因④遺伝
椎間板を構成する成分には遺伝的要素が関係すると言われています。
骨格も親の遺伝子の影響を強く受けるため、親が腰痛持ちであれば子にも似たような症状が現れるかもしれません。(変形性腰椎症そのものが遺伝するわけではありません)
また家族間には食習慣や生活環境など共通する部分が多く、同じ生活を続けることで身体にも同じ症状が認められやすいと言えるでしょう。
もっとも、親が変形性腰椎症だからといって子にも同じ症状が発現するとは限りません。変形性腰椎症は長年にわたる腰への負担が影響するものですから、遺伝的要因よりも環境的要因の方が大きいと考えられます。
変形性腰椎症の治療法
変形性腰椎症で行われる治療には次の方法があります。
治療法 |
内容 |
薬物療法 |
鎮痛剤や筋弛緩剤などで痛みを和らげる方法。痛みが強い時は神経に注射をすることもある |
運動療法 |
筋力トレーニングやウォーキングなどで筋力を強化する方法 |
温熱療法 |
腰をあたためて血流を促す方法 |
装具療法 |
コルセットやサポーターを使って背骨を固定し、腰の負担を軽減する方法 |
電気療法 |
知覚神経に電流を流して痛みを和らげる方法 |
牽引療法 |
腰を上下にひっぱり、関節にすき間を作って腰の神経の圧迫を軽減する方法 |
変形性腰椎症は加齢や生活環境によって生じる自然現象なので、基本的には保存療法で症状の改善を目指していきます。
強い痛みのせいで日常生活に影響が出るようなケースでは手術を行うこともあります。
変形性腰椎症の治療期間
変形性腰椎症は安静にすると痛みがおさまることが多く、早ければ2〜3日で痛みが気にならなくなります。
ただし安静にすることが根本的な対処法とはいえません。なぜなら、腰の負担を軽減したからといって骨の変形が治るわけではないからです。
薬物治療は痛みを和らげるのが目的なので、お薬の効果が切れると再び症状が現れます。よって薬物療法には痛みがある限り続く(=終わりがない)と言い換えられます。
変形性腰椎症を根本から改善するとなれば、日常生活が身体に与える影響を考えることが必要です。身体のバランスや歪み方には個人差があるため、原因を追求した上で一人ひとりに合った治療が求められます。
【広島整体院】私たちが行う変形性腰椎症のケア方法
当院は、身体の歪みが生じるのは「ごく自然なこと」だと考えます。
右利き・左利きがあるように、身体の使い方によって左右のバランスが変化するのは当然です。歪みがあるのは当たり前なので、骨の変形を無理に矯正するようなケアは行いません。
それよりも「なぜ片側に負担がかかるのか」「どのような負荷が加わるのか」を考えます。症状がない状態を継続させるには、本当の原因を特定することが大切です。
症状が出る理由がわかれば、痛みが出る前に対策できます。変形性腰椎症は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に比べると症状が軽度であり、改善も比較的簡単だと言われています。
症状を一時的に緩和するのではなく、症状が出ない状態をキープすることが私たち広島整体院が目指す改善方法です。
変形性腰椎症でお困りの方はぜひ一度当院までご相談ください。
変形性腰椎症に推奨されるセルフケア
変形性腰椎症の症状改善には以下3つの方法が有効だと言われています。
- ウォーキング
- マッサージ
- ストレッチ
それぞれの内容を詳しく解説します。
※医師から運動を禁止されている、あるいは体調が優れない場合はセルフケアもお休みが必要です
方法①ウォーキング
変形性腰椎症のケアおよび予防にはウォーキングが有効です。
ウォーキングが推奨される理由は大きく2つあります。1つは適度な有酸素運動による血行改善効果、もう1つは筋力アップによる姿勢の改善効果です。
変形性腰椎症は身体が冷えると痛みを感じやすいので、原因や症状によって温熱療法を行います。
有酸素運動が習慣になると全身の筋力が上がり、背骨を支える力の強化につながります。固くなった筋肉がほぐれ、可動域も広がるので腰のケアには一石二鳥なのです。
ただし、強い痛みを我慢してまで運動するのはNGです。無理せずに少しずつ距離を伸ばし、楽しみながら続けることを意識しましょう。
方法②マッサージ
腰のしびれやだるさ解消にはマッサージもおすすめです。
マッサージで腰回りの筋肉がほぐれると、血流改善や痛みの緩和につながります。また関節にすき間を作ることで神経の圧迫が軽減され、つらい症状が和らぐこともあります。
方法③ストレッチ
ストレッチには固まった筋肉をほぐし、腰回りの可動域を広げる効果が期待できます。
変形性腰椎症は同じ姿勢を長時間続けると症状が重くなりやすいと言われています。痛みが強い場合は安静にすべきですが、身体を動かした方が症状が楽になることも多いです。
ストレッチはすぐにはじめられる対策であり、健康のためにも推奨されるケア方法です。変形性腰椎症の改善だけでなく、体調管理やリラックス効果も期待できるので、無理のない範囲ではじめていきましょう。
変形性腰椎症にまつわるよくある質問
変形性腰椎症に関するよくあるご質問に回答します。
Q.変形性腰椎症とぎっくり腰の違いは何ですか?
変形性腰椎症とぎっくり腰は腰に痛みが生じる点は共通しますが、その原因が異なります。
変形性腰椎症は加齢や過度な運動、労働環境などによって引き起こされるものです。長年にわたる腰への負担が原因であり、40代以降の方に多い傾向にあります。
これに対してぎっくり腰は、腰の疲労や筋力低下、過負荷などがきっかけとなって生じます。重たいものを持った時や立ち上がった瞬間など突発的に起こるのが特徴で、20代以上であれば誰でもなりうるものです。
変形性腰椎症は腰やお尻、足に痛みやしびれを感じますが、歩けなくなるような強い痛みではありません。
一方ぎっくり腰は腰に激痛が走るため、直後は歩くことも動くこともできなくなります。
Q.変形性腰椎症から椎間板ヘルニアになることはありますか?
変形性腰椎症を放置すると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などに変化する場合があります。
椎間板ヘルニアは椎間板の変形によって組織の一部が外に飛び出してしまうため、変形性腰椎症よりも痛みを強く感じます。
Q.変形性腰椎症が楽になる寝方はありますか?
横向きになり膝を折って寝ると腰の痛みが和らぐのがいいでしょう。
横向きになることで腰の関節が開き、神経への刺激を軽減できる場合があります。
最寄駅 | 広島駅北口から徒歩6分 |
駐車場 | あり(5台) |
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この記事の監修 テレビ、雑誌などメディア出演多数。 |